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【舌側矯正認定医が解説】子どもの矯正はいつ始めるべき?

6〜7歳の一次矯正と顎の成長の考え方

「子どもの歯並びが気になるけれど、矯正はいつ始めるのが正解なのか分からないこれは、矯正専門医に非常に多く寄せられるご相談のひとつです。
  1. まだ乳歯が残っているけど相談していい?
  2. 永久歯が生えそろってからで遅くない?
  3. 早く始めすぎると意味がないのでは?
こうした疑問は、小児矯正を検討する多くの保護者が共通して抱く不安す。
この記事では、矯正専門医の立場から子どもの矯正を始める適切なタイミング特に 6〜7歳頃に行う一次矯正と顎の成長の考え方 について、分かりやすく解説します。

1. 子どもの矯正で最も多い相談は「いつ始めるべきか?」

小児矯正に関する相談の中で、最も多い質問のひとつが「矯正はいつ始めるべきですか?」 というものです。具体的には、次のような声がよく聞かれます。
  1. 「6歳で前歯が生え変わったけれど、歯がガタガタしている」
  2. 「顎が小さいと言われたことがある」
  3. 「将来、抜歯が必要な矯正にならないか心配」
  4. 「受け口っぽい気がするが様子を見てよいのか分からない」
これらはすべて、6〜7歳頃に検討される“一次矯正”に関係する典型的な相談です。重要なのは、「この年齢=必ず矯正を始める」ではないという点。この時期は、治療が必要かどうかを見極めるための重要なタイミングと考えるのが適切です。
小児矯正について、詳しく見る

2. 6〜7歳頃に行う「一次矯正」とは?

2-1. 一次矯正の目的は「歯を並べること」ではない
6〜7歳頃に行う一次矯正は、大人の矯正治療とは目的が異なります。この時期の矯正は、見た目をきれいに整えることが目的ではありません。主な目的は次の3点です。
  1. 顎の成長バランスを整える
  2. 永久歯が正しく生えるためのスペースを確保する
  3. 噛み合わせのズレを早期に修正する
つまり一次矯正は、将来の歯並びを悪くしないための「土台づくり」と考えるのが適切です。

2-2. なぜ6〜7歳が重要なタイミングなのか
この時期は、
  1. 前歯の生え変わりが始まる
  2. 顎の成長が活発になる
  3. 口呼吸や舌癖などの癖が表れやすい
といった特徴があります。顎の成長を治療に活かせる可能性があるのは成長期だけそのため、必要なケースではこの時期の評価がとても重要になります。

3. 顎の成長には「待てるケース」と「待てないケース」がある

3-1. 顎の成長を利用できるのは子どもの特権
子どもの矯正治療の最大の特徴は、顎の成長そのものを治療に活かせる可能性があることです。
  1. 上顎と下顎のバランス
  2. 歯が並ぶスペース
  3. 噛み合わせの方向性
これらは、成長期だからこそ調整できる部分があります。

3-2. 早めに相談したほうがよい代表的なケース
次のような場合は、早めに専門医へ相談することが勧められます。
  1. 受け口(反対咬合)の傾向がある
  2. 前歯が大きく前に出ている
  3. 顎が小さく歯が並ぶスペースが不足している
  4. 口呼吸が目立つ
  5. 噛み合わせが明らかにずれている
これらは、成長を待つだけでは改善しにくいケースです。

4. 今すぐ矯正が必要な子/経過観察でよい子の違い

4-1. 今すぐ治療を検討したほうがよいケース
  1. 顎の成長方向に明らかな問題がある
  2. 噛み合わせが逆になっている
  3. 歯が生えるスペースが著しく不足している
この場合、適切な時期を逃すことで、将来の治療負担が大きくなる可能性があります。

4-2. 経過観察で問題ないケース
  1. 歯の生え変わりが順調
  2. 顎の成長バランスに大きな問題がない
  3. 噛み合わせが安定している
この場合は、無理に矯正を始める必要はありません

5. 当院の小児矯正に対する考え方

5-1. 「必要な子に、必要な時期だけ」行う
当院では、すべての子どもに早期矯正を勧めることはありません。
  1. 本当に一次矯正が必要か
  2. いつ始めるのが最適か
  3. 将来の二次矯正との関係
を、矯正専門医が総合的に判断します。

5-2. 将来の負担を減らすための小児矯正
適切なタイミングでの一次矯正は、
  1. 抜歯の可能性を減らす
  2. 大人の矯正をシンプルにする
  3. 治療期間や負担を抑える
といった点につながることがあります。

6. 小児矯正Q&A|よくある質問に裏側矯正認定医が回答

ここからは、保護者の方から特に多い3つの質問にお答えします。

Q1. 受け口(反対咬合)は早く治したほうがいい?

A. 多くの場合、早めの評価が重要です。

受け口は、顎の成長バランスが関係していることが多く、成長期の対応が将来の噛み合わせに大きく影響します。放置すると、
  1. 顎のズレが固定化する
  2. 大人になってから治療が複雑になる
可能性があるため、早期に専門医の判断を受けることが勧められます。

Q2. 口呼吸は歯並びに関係ありますか?

A. 関係することがあります。

口呼吸が続くと、
  1. 顎の成長に影響する
  2. 歯列が狭くなりやすい
  3. 噛み合わせが不安定になる
といった影響が出ることがあります。小児矯正では歯だけでなく、呼吸や舌の使い方も含めて評価することが重要です。

Q3. 指しゃぶりはいつまで様子を見ていい?

A. 年齢と歯並びの状態によって判断します。

幼少期の指しゃぶりは自然な行動ですが、
  1. 長期間続いている
  2. 前歯が出てきている
  3. 噛み合わせに影響が出ている
場合は、歯並びに影響を与えている可能性があります。必要に応じて、生活習慣の見直しや専門的なサポートを行います。

7. まとめ|子どもの矯正は「早さ」より「判断の質」

  1. 6〜7歳は一次矯正を“検討する”重要な時期
  2. 顎の成長を活かせるのは成長期だけ
  3. すべての子に早期矯正が必要なわけではない
  4. 専門医による見極めが最も重要
子どもの矯正は、「早いか遅いか」ではなく「適切かどうか」 がすべてです。まずは専門医に相談し、今の状態を正しく知ることから始めてみてください。

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