小児矯正
小児矯正
小児矯正は、成長期の子どもに行う矯正治療の一種で、単に歯並びを整えるだけではなく、顎の成長を正しい方向へ導き、健康的な口腔環境を整えることを目的としています。このページでは、小児矯正の概要、治療の時期や流れ、メリット、治療中の注意点について詳しくご説明します。
小児矯正とは、乳歯と永久歯が混在する成長期の子どもを対象にした矯正治療です。大人の矯正治療と異なり、子どもの成長力を活かして、歯並びや顎のバランスを整えます。具体的には以下の目的があります:
小児矯正が必要かどうかは、専門医の診断が重要ですが、以下のようなケースでは早めの治療が推奨されます:
これらの症状が見られる場合は、早期に矯正歯科を受診することをおすすめします。
初診相談
まずは、お子さまの歯並びや顎の状態、成長の具合を確認します。問診や口腔内の検査、レントゲン撮影を行い、問題点や治療の必要性を判断します。
精密検査と診断
詳細な検査を基に治療計画を立てます。この段階で、どのような装置を使用するか、治療期間や費用について説明があります。
第1期治療(早期治療)
乳歯と永久歯が混在している時期(6歳~12歳頃)に行います。この段階では、顎の成長を促したり、永久歯が正しく並ぶためのスペースを確保します。使用する装置としては以下のものがあります:
第2期治療(本格矯正)
永久歯が生えそろう時期(12歳以降)に、ワイヤー矯正やマウスピース矯正を用いて歯並びや噛み合わせを最終的に整えます。この段階では細かい調整を行い、美しい仕上がりを目指します。
成長期の骨や顎は柔軟性が高く、矯正装置による力を受け入れやすいです。これにより、歯や顎をスムーズに動かすことができます。
早期に治療を行うことで、永久歯が生えそろった後に必要な抜歯や外科的な治療を回避できる可能性が高まります。
指しゃぶりや口呼吸など、歯並びや顎の成長に悪影響を及ぼす習癖を改善することで、全体的な口腔の健康を保ちます。
歯並びが改善されると、笑顔に自信を持てるようになり、心理面や社会性にも良い影響を与えます。
治療や成長の進捗を確認し、装置の調整を行うために、定期的な通院が必要です。必要な時期に必要な調整を行うことが治療成功の鍵となります。
矯正装置はお子さま自身で取り外しが可能な場合もありますが、装置の正しい使用方法を守ることが重要です。また、破損や紛失に注意が必要です。
矯正治療中は、装置に食べ物が詰まりやすくなるため、丁寧な歯磨きが欠かせません。必要に応じて専用の歯ブラシを使用します。
治療費は装置によって異なりますが、当院はトータルフィー制度を採用しております。料金表のページをご覧ください。また矯正治療費の一部は医療費控除の対象となる場合がありますので、詳しくはご相談ください。
初めての治療に不安を感じるお子さまもいらっしゃいます。当院では、治療前にお子さまに治療内容を丁寧に説明し、リラックスして取り組めるようサポートします。
矯正治療は早ければ早いほど効果が期待できます。特に、6歳~12歳頃の成長期が最適です。一度矯正歯科で相談されることをおすすめします。
子どもの矯正治療は、健康な歯並びを作るだけでなく、一生の自信や健康をサポートする大切なステップです。当院では、お子さま一人ひとりの成長を見守りながら、最適な治療を提供することを心がけています。
小児矯正に関するご相談や治療の詳細について、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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