舌側矯正（リンガル矯正）

特徴

• 外見: 舌側矯正では、ブラケットとワイヤーが歯の裏側（舌側）に取り付けられます。外からは装置が見えないため、非常に審美性が高いです。
• 治療期間: 舌側矯正の認定医がきちんと治療を行えば、唇側矯正と同じ期間、同じクオリティで治療可能であり、「出っ歯」「開咬」などであれば唇側矯正を上回る治療結果が得られると考えております。

利点

• 審美性: 装置が見えないため、矯正治療中でも自然な見た目を保つことができます。
• 心理的安心感: 矯正装置が見えないことで、人前でも自信を持って笑えるようになります。

デメリット

• 費用: 唇側矯正に比べて費用が高くなる傾向があります。
• 装着の難しさ: 歯科医師による装置の装着や調整が難しく、経験と技術が求められます。
• 違和感: 装置が舌に当たり、初めのうちは違和感や発音の変化が生じることがあります。

唇側矯正（ラビアル矯正）

特徴

• 外見: 唇側矯正では、ブラケットとワイヤーが歯の表側（唇側）に取り付けられます。金属製やセラミック製のブラケットが選択可能です。
• 治療期間: 症状により様々です。

利点

• 費用: 舌側矯正やインビザラインに比べて費用が比較的低く設定されています。
• 清掃性: 歯の表側に装置がついているので、歯磨きがしやすいです。
• 多様な選択肢: セラミックや透明ブラケットなど、審美性を考慮した材料も選べます。

デメリット

• 見た目: 矯正装置が見えるため、見た目を気にされる方には不向きです。
• 不快感: 唇や頬の内側に装置が当たり、口内炎ができやすくなる場合があります。

インビザライン（マウスピース矯正）

特徴

• 外見: インビザラインは透明なマウスピースを使用するため、装置が目立ちません。取り外しも可能です。
• 治療期間: 個人差はありますが、適切な症状に用いれば一般的にワイヤー矯正と同じ効果が現れます。

利点

• 審美性: マウスピースが透明なため、装置がほとんど見えません。
• 取り外し可能: 食事や歯磨きの際に取り外すことができるため、口腔内の清潔を保ちやすいです。
• 快適性: 金属製のブラケットやワイヤーがないため、口内の不快感が少ないです。

デメリット

• 費用: 唇側矯正に比べて費用が高くなる傾向があります。
• 適応症例: 重度の不正咬合や複雑な症例には適応しない場合があります。
• 自己管理の必要性: マウスピースは毎日装着する必要があり、自己管理が求められます。

比較表

項目	唇側矯正	舌側矯正	インビザライン
外見	装置が見える	装置が見えない	透明で目立たない
費用	比較的安価	比較的高価	比較的高価
治療期間	症状により様々	症状により様々	症状により様々
快適性	唇や頬の内側に当たることがある	舌に当たることがある	金属製装置がなく快適
審美性	透明ブラケットでカバー可能	非常に高い	非常に高い
調整の容易さ	中程度	難しい	容易
取り外し	不可	不可	可能
自己管理	不要	不要	必要

どちらを選ぶべきか？

矯正治療を選ぶ際は、以下の点を考慮すると良いでしょう。

当院では、患者様の希望やライフスタイルに合わせて、最適な矯正治療方法を提案いたします。どの方法にもそれぞれの利点がありますので、カウンセリングを通じて最適な選択をサポートいたします。矯正治療に関するご質問やご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。