2024年10月31日
こんにちは、院長の前川です。今回は、矯正治療を考える皆さんにとって気になる「痛み」についてお話ししたいと思います。歯並びを整えたいけれど「やっぱり痛みが心配…」とためらう方も多いと思います。矯正治療には多少の痛みや違和感が伴うことがありますが、それを乗り越えた先には美しい歯並びが待っています。ぜひ安心して治療に臨めるよう、詳しくお伝えできればと思います。
装置を付けた最初の数日は違和感がある
矯正装置を装着して間もない頃は、慣れない異物が口の中にあるため、違和感や軽い痛みを感じることが多いです。この期間は、歯が新しい位置に動き始める準備段階なので、通常1〜3日ほどで落ち着いてくることがほとんどです。「ちょっと噛むだけで痛い」「食べるのがつらい」と感じるかもしれませんが、これは歯が動き始めている証拠。気になる場合には、柔らかいものを食べたり、痛み止めを使用することで軽減できます。
調整のたびに軽い痛みを感じることも
矯正治療では、装置の調整を行うたびに少しずつ歯が動いていきます。調整後も、1〜2日ほど痛みを感じることがあるかもしれませんが、これも通常は数日でおさまる程度のものです。人によっては、調整のたびに痛みがある方もいれば、全く感じない方もいらっしゃいます。痛みを感じた場合には、噛む力を調整したり、少しずつ痛みの少ない食事から始めるなど、無理のない範囲で過ごすことをおすすめしています。
個人差がある「痛みの感じ方」
痛みは「慣れ」によって和らぐものでもあります。矯正治療の痛みは、いわば筋肉痛のようなもの。運動をして筋肉が張るのと似ていて、歯が移動していることで圧力がかかり、痛みとして感じるものです。ですが、この「痛み」は一過性のもの。新しい力がかかるごとに少しずつ痛みを感じることはありますが、それも最初の数日だけ。痛みに敏感な方には、あらかじめ痛み止めを処方したり、痛みが少ない治療計画を提案することもあります。
笑顔のゴールに向けて乗り越えるために
矯正治療の痛みや違和感は治療が進むにつれだんだん少なくなり、次第に日常の一部として慣れていく方がほとんどです。「痛み」について心配な点があれば、どうぞ気兼ねなくご相談ください。矯正治療は一時的な痛みを乗り越えた先に、大きな自信と輝く笑顔が待っています。