2024年10月20日
こんにちは、院長の前川です。今回は、歯列矯正の中でも特に注目を集めている「舌側矯正(リンガル矯正)」についてお話しします。
舌側矯正は、矯正装置が見えにくいという大きなメリットを持つ治療法であり、特に人前に立つことが多い方や、見た目にこだわる方に支持されています。しかし、舌側矯正の魅力はそれだけではありません。見た目の美しさと機能の両立を追求し、進化してきたこの治療法について、詳しくご紹介します。
舌側矯正とは?
舌側矯正は、歯の裏側(舌側)に矯正装置を取り付ける治療法です。一般的な矯正装置は歯の表側にブラケットを取り付け、ワイヤーで歯を動かすのが一般的ですが、舌側矯正ではこれを裏側に設置します。つまり、装置が外から見えないため、治療中であっても見た目を気にせず日常生活を送ることができるのが最大の特徴です。
見た目を気にせず矯正治療が可能
舌側矯正の最大のメリットは、やはり「目立たない」ことです。歯の表側に装置を付ける矯正では、笑顔を見せると装置が目立ってしまうため、治療中の自信を失ってしまう方もいらっしゃいます。しかし、舌側矯正であれば、誰にも気づかれることなく矯正治療を進めることができます。特に、営業職や接客業、芸能関係など、見た目が大切な職業の方々からの人気が高い治療法です。
舌側矯正の進化
舌側矯正は、近年大きな進化を遂げています。以前は装置が大きく、装着後に違和感や発音障害があるという声もありました。しかし、技術の進歩により、現在の舌側矯正装置はより薄く、小さく、快適になっています。これにより、装着後の違和感や舌への影響が大幅に軽減され、患者様にとってより快適な治療が可能になりました。
また、従来の舌側矯正では、すべての患者様に同じタイプのブラケットが使われていましたが、現在では患者様一人ひとりの歯に合わせたカスタムメイドのブラケットを使用することが主流です。これにより、治療効率が向上し、より正確に歯を動かすことが可能になっています。
舌側矯正のメリットとデメリット
メリット
- 装置が見えない:外側からは矯正装置が全く見えないため、日常生活で他人に気づかれることがほとんどありません。
- 審美性の高い治療:見た目を気にすることなく矯正治療を行えるため、自信を持って笑顔を保つことができます。
- カスタムメイドの治療:患者様ごとにカスタムメイドで装置を作成し、最適な治療が提供されます。
デメリット
- 発音の違和感:装置を裏側に付けるため、最初の数週間は発音に影響が出ることがあります。しかし、多くの場合は時間とともに適応し、違和感がなくなります。
- コスト:通常の表側矯正に比べて、装置の作製や技術が高度であるため、治療費が高くなる傾向があります。
舌側矯正が適している方
舌側矯正は、見た目にこだわる方に特にお勧めですが、それだけではありません。歯列や噛み合わせに大きな問題がなく、特に表側に装置を付けることに抵抗がある方や、日常的に人前で話す機会が多い方にも最適な治療法です。
また、目立たない治療を希望しつつも、しっかりとした治療結果を求める方にも、舌側矯正は非常に有効です。治療期間や治療結果は、表側矯正と同等の効果を期待できるため、妥協せずに美しい歯並びを手に入れることができます。
まとめ
舌側矯正は、その審美的なメリットだけでなく、技術的にも進化し続けている治療法です。装置が見えないという点から、矯正治療を迷っていた方でも、安心して始めることができる選択肢として大変おすすめです。私たちつばさ矯正歯科では、最新の舌側矯正技術を駆使し、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療を提供しております。
「見た目を気にせず、歯並びを整えたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。