ワイヤー矯正後の仕上げについて
ワイヤー矯正後の仕上げについて
ワイヤー矯正は、ブラケットとアーチワイヤーを使用して歯を移動させる伝統的な矯正治療法です。一方、インビザラインは透明なアライナーを用いて歯を段階的に移動させる現代的な治療法です。近年、ワイヤー矯正で大まかな歯の移動を行った後、仕上げや微調整をインビザラインで行うケースが増えてきました。このアプローチのメリットと具体的なプロセスについて詳しくご説明します。
インビザラインは透明で目立たないため、仕上げ段階での見た目の改善が期待できます。特に社会生活や職場で目立たない治療を希望する方に適しています。
インビザラインは取り外し可能なため、食事や歯磨きの際に取り外せる利便性があります。ワイヤー矯正のブラケットやワイヤーがなくなることで、口腔内の不快感も軽減されます。
コンピュータで設計されたインビザラインアライナーは、微調整に非常に適しています。細かい歯の動きを計画通りに行うことが可能です。
インビザラインは取り外しができるため、口腔衛生を保ちやすくなります。ワイヤー矯正ではブラケットの周りに食べ物が詰まりやすく、清掃が難しいことがありますが、インビザラインに切り替えることでこの問題が解消されます。
最終スキャンと評価
ワイヤー矯正での治療が完了した時点で、歯の最終スキャンを行います。このスキャンデータを基に、インビザラインの治療計画を立てます。
治療計画の作成
専門の歯科医師がインビザライン用の治療計画を策定し、必要なアライナーの数や治療期間を決定します。微調整に必要な細かい歯の動きを計画に盛り込みます。
アライナーの作成
カスタムメイドのインビザラインアライナーが作成され、患者様に提供されます。通常、2週間ごとに新しいアライナーに交換します。
治療の進行
アライナーを定期的に交換し、歯が徐々に移動していきます。歯科医師の指示に従い、定期的に診察を受けて進行状況を確認します。
リファインメント(再調整)
治療の途中で予期しない問題やさらなる微調整が必要な場合、新たなスキャンを基に追加のアライナーを作成し、治療計画を再調整します。
最終調整とリテーナーの装着
最終的な歯の位置が確定した後、固定リテーナーや取り外し可能なリテーナーを使用して、歯列を安定させます。
ワイヤー矯正後の仕上げや微調整をインビザラインで行うことは、見た目の向上、快適さの向上、精密な微調整、口腔衛生の向上など多くのメリットがあります。このハイブリッドアプローチにより、理想的な歯列と噛み合わせを確実に達成することができます。
当院では、経験豊富な歯科医師が患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画を提供し、満足のいく結果を実現いたします。矯正治療に関するご質問やご相談があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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